経塚山風力発電所 建設(組立)日記

 

弊社に設置したゼファーマイルドハイパーハイブリッドシステムECO-30ZXPの組立日記です。
電気に関しては素人の私でも簡単にできました。
経塚山は大分市から別府湾を挟んだ真向い、別府の東側日出町の山頂です。
山の上を見て下さい、鶴見岳から東の方へ下がった所、鉄塔が立っているところが経塚山です、
そこにこのミニ発電所を勝手に建設?してしまいました。

所要時間 1日(実際の設置は半日ずつ2日)

必要な道具 ドライバー、スパナ、脚立、ニッパー、カッターナイフ、ビニールテープ、石鹸水

あると便利な道具 インバクトドライバー、番線、ラチェットレンチ、テスター

ワード解説
タービン=風力発電機本体
ブレード=風力発電機のプロペラ
バッテリー=ディープサイクルバッテリー(航空機向けの特殊なバッテリー)

 
ECO-30ZXPのパッケージは発電機、バッテリー、ソーラーパネル、コントローラー、タワーキットなどで
構成されています、コンプリートキットですが仕様もいろいろなので荷姿はたくさんの箱で送られてきます。
最も大変なのがバッテリーで、クソ重い・・・次にソーラーパネルでとにかくデカイ・・・
軽トラに載せると工具箱も含め荷台いっぱいになる程度のボリュームです。
設置は高台にあるコンクリートの駐車場の片隅にしました、ここからは南に別府湾が見え
(正面にぼんやりと高崎山を望む)山香から吹いてくる北風の通り道でもあります、
ログの場所より風に対しては好条件な場所です。
この場所のすぐ下が日出ポケットパークです。


まずはタワーキットの組立、単管とステーの組み合わせなので簡単、クランプをレンチで締めるだけです。
ステーに左右があるのはいいのですが、印くらいしておいてもらいたいものです。ここまで15分位

ベースタワーにソーラーパネルの架台部を設置、これもクランプとステーをキコキコ締めるだけ
あっという間にタワー完成、最後にブロックで重しをします。マニュアルには70k位重しをとなっている・・・

 
ソーラーパネルに取付アダプタを取付けタワーに装着、タワーにはワンタッチで取付られますが
アダプタをパネルにつけるのが少々面倒でした、隙間が狭くラチェットレンチが使えずスパナで取り付けました。
パネルを支えるステーの下の単管をずらすことでバネルの角度を調整できる仕組みになっています。
京セラ製の多結晶シリコンの太陽発電モジュールです、最大出力128W、42セル
曇りでも結構発電するようです。


タワーの上にタービンZ-500XPを取付、ブラケットにゴムのカプラを装着してコレデモカと締め上げます。
タービンからの配線はタワー管の中を通るので予め番線を通しておいて下から引っ張り出しました。
タワーは高さが3Mあるので脚立がない場合はタービンを取り付けてからタワーを組むことになります、
ブッシュとタワーは単純に差し込んであるだけ、ここで石鹸水を塗っておくと入り易いです。
こんな簡単な取付で大丈夫なんか?と心配になるが大丈夫らしい。
 
発電装置とコントローラーは少し離れた場所に設置するのでケーブルをまとめます。
配線BOXでタービンのケーブルとソーラーバネルのケーブルを長い送電ケーブルに繋ぎます。
アース棒を地面に打込みタービンのアースケーブルに繋ぎます、アース棒のケーブルだけで十分でした。


タービンにブレードを取付けます、軽いブレードをハブにつけてタービンに締め付けます。
取り付け方が少し変わっていて面白いです、高回転でも外れない為ですね、よく考えられています。
ブレードを付ける=風が吹くと廻る=発電する
なのでコントローラーなどを接続して設定するまでは廻らないようにしておきます。
ケーブルをタワーに通した時の番線でブレードを本体に固定しました。
最後にキャップをつけて出来上がり
風力発電機ではプロペラと呼ばずブレードと呼びます、この形が他の発電機と少し違いますね。
組立にはヘキサゴンレンチ(六角レンチ)が必要ですが、タービンに付いています。

スタンバイされたタービン、美しいシルエットです。
兄弟機?のAir-Xとの違いはパワーアシスト機能の有無ですね。
定格出力450W(風速12.5m)最大出力900W(風速16m)、ブレード直径1170ミリ、重量6kg


ログハウスの余材を利用してコントローラーの収納ボックスを作りました。
収納ボックスには各コントローラー、インバーター、バッテリーを収納します。
最上部がタービンのコントローラーW-100XPと右側のパワーアシストユニットAP-100。
リモートコントローラRC-100も繋いで細かい設定を行えるようにします。
中段がハイブリッドパワーコントローラCP-7L、こいつがかしこいバッテリーチャージャーですね。
下段がディープサイクルバッテリーGPL-4Dです、航空機などにも使われる長寿命メンテフリーバッテリ。


配線はまずバッテリーからCP-7LとインバータHS-350に配線します。
バッテリーの過放電保護の為にインバータとCP-7Lもケーブルで配線します。
バッテリーの電力でCP-7Lがイキナリ稼動しはじめます、インバータも繋げはすぐに使えます。
差し当りインパクトドライバーのバッテリーチャージャーを繋いで充電しました。
次にソーラー発電のケーブルをCP-7Lに繋ぎます、既に発電気が来ているのでショートさせないよう注意します。
最後にWP-100XPからの出力をCP-7Lに繋げば配線は完了です。
CP-7L本体からもDC12V出力がとれるのでなにか使い道を考えます。


配線が完了したらタービンのストッパーを外し回せるようにします。
WP-100XPのストツプスイッチを解除すれば稼動開始です、パチパチ

仕様
ゼファーマイルドハイパーハイブリッドシステム(長い!!)ECO-30ZXP
パワーアシスト付き風力発電機 Z-500XP
太陽電池モジュール SM-128H
パワーアシスト対応風力発電コントローラ WP-100XP
ハイブリッドコントローラ CP-7L
タワーキット TK-250L
ディープサイクルバッテリー GPL-4D
ハイパー疑似サインコンバータ HS-350-12
エコスイッチ ES-3
リモートコントローラ RC-100

システム価格 \635,000- 配線キットと送料が別途必要です。

さらに詳細な仕様やシステムについてお知りになりたい方はメーカーのHPへどうぞ。

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