大分県杵築市「南台の家」アウリンコ 住宅3LDK+ロフト
1F77.04平米 2F59.08平米 延床136.12平米 41.18坪
VLL112 2006年竣工

 

 

二階ロフトの広々としたスペース
 
二階子供部屋、天窓を低めに取り付けています。
左右2室を仕切るのはクローゼットとグルニエ
 
キッチンはサンウェーブさんのPITTO2550サイズ、ショールームの展示品をアレンジ
ライトウォールに吊り戸棚を追加、IHヒーターにオーブンレンジ、浄水器付きでお買得でした
ダイニングには収納付きベンチを造作
 
ユニットバスはTOTOバスピアシリーズの1717サイズ、1616より一回り広いのです。
トイレもTOTOピュアレスト、ウォシュレット装備です。

 
アルミフレームの洗面台をアレンジしてカウンターに載せてしまいました。
脚はカウンターの脚になってしまいました。下部オープンでシンプルです。
メインベッドルーム、W-inクローゼットのドアを大きくしました。



1階部分のテラスも完成、階段も出来上がりました。
煙突は割石張り調のデコレートです、なかなか格好いいです。

左官屋さんの仕事が終わりました。
薪ストーブの台はベルギーレンガとテラコッタ、黒いストーブなので黒目地仕上げ。
玄関のタイルはテラコッタ調の300角、白目地仕上。玄関の段差はほぼありません。

内部の造作工事も佳境に入って来ました。洗面台は急遽仕様変更、本来はパイプフレームに乗るのですが、
形状がOKだったのでパインカウンターに直接乗せ、フレームは足の一部にしました。
ダイニングの正面はベンチ収納仕様、お子さんの席です。

 
雨の合間を縫って破風の塗装進んでいます。でも来週は梅雨入りか?
二階内装ロフト壁のHHパネル、ドア開口に合わせて後で切り揃えます。
6mもの一枚板で横の継ぎ目無く使えます、とても長いです。

 
外装はいよいよ仕上げです。窓にも水きりとトリムボードが施行されます。
企業秘密の防水対策仕様にて、雨漏りのしにくい納めです。ホンカの窓廻りは内側に凹んでいるので
大工さんはちょっと大変です。この凹凸がホンカのデザインをグッと引き締めてくれるのです。
トリムボードはホンカオリジナルデザイン、これを見れば一目で分かります。
二階は個室を分ける間仕切を施工中、仕切りの中に収納スペースを作るアレンジを加えています。
この作り付けのクローゼットは容量もタップリですし、上部にも物が置けるのです。

 
屋根が完成し、フィンランド国旗も羽ばたいています。妻壁も貼り終わりました。
二階の個室内装が進みます、コストダウンで天井板と同じ板を選択しています。
縦貼も面白いのですが、ベーシックに横貼りしました。
小屋裏の点検口、ここに強制用の換気扇を用意する予定です。
24時間換気とは関係のない、小屋裏換気の為の換気扇です。

 
天井板を貼る前に一細工、天窓や煙突で屋根裏換気経路が棟まで続かないところは、
バイパスの穴を開けて両サイドの通気経路へ流れるようにします。
これがないと、局所的に屋根の熱が溜る事になり、天窓のある部屋が熱せられるかもしれません。
こんな穴でも十分に役に立つんです。

 
雨の日は内装工事を進めます、まずは断熱材の施工
今回採用したのはグラスウール、密度16k厚100ミリです。大分ではオーバースペック?
断熱材は熱を保温するものと思われがちですが、熱を遮断するものです。夏の熱い日射熱が
屋根から室内に届くのを防ぎ、冬の暖気が屋根に逃げるのを防ぐのです。
195ミリの垂木に対して100ミリの断熱材、95ミリの屋根裏通気層を確保し結露を防止します。

 
徐々に外装が完成してゆきます。塗装工事は施主様のセルフ工事でコストダウンです。
ログが汚れないうちに下地を塗り、天気の良い日に外壁ログ塗装の一回目。
垂れてくる塗料に悪戦苦闘しながらですが、なかなか綺麗に仕上がりつつあります。

 
妻壁を仕上げています。いつものホンカログとちょっと違います。
この妻壁はホンカルックでオプション設定されている「ファインソーンタイプ」です。
23ミリの粗曳仕上げ目透かしパネル材の縦張りです。窓周りの防水は念入りに。
屋根屋さんもクライマックスです、いよいよ完成?ナヌ、瓦が足りない?!(ToT)

 
屋根葺きが始まりました。この建物は淡路瓦の平瓦防災タイプ、青緑っぽいカラーです。
でも思ったより凹凸はあります。台風対策の3点保持で飛ばされない強い屋根に。
電気配線工事も始まりました。電気屋さんでもあり水道屋さんでもあります。

 
水道屋さんが前面道路を掘り水道の引き込み工事です。
公共下水枡は引込んであるのに、上水は引込んで無いというお●●仕事のおかげで大変です。
道路を掘るという事は、一時的に通行止めにするって事ですから。
大工さんは軒天井を仕上げています、サネのメス打ちで張り下がり、釘を見えなくする施工です。

 
ベルックスの天窓が収まりました、あえて少し低めの位置に設置です。
玄関ドアや窓も取り付けられました。ログの建具は特殊な取付方です。

 
煙突の角トップ、バラバラに分解して軽くしてから持って上がります、人力揚げです。
設置された煙突、6人がかり(たまたま来た建材屋さんも参戦)で引っ張り揚げました、重いです。
黒いシートは雨養生です、トップも載せました、建物のシルエットが引き締まります。

 
大工さんは箱煙突を作っています。煙突は予め組み込んでおけば後が楽です。
以前、がらんどうの箱に煙突をつけるの大変でした(^-^;)
この状態で屋根に載せます。

 
破風と鼻隠しを取付け仕上げています。ゴムアスルーフィングも張られ、これで雨仕舞いOK

 
野地板を貼りました、杉のラス板です。棟換気の為のスリットも設けます。
最近は合板を貼るのが一般的ですが、台風対策で無垢板は有効です。
板の間から差し込む日光が神秘的です。今後数十年、この板が日の目を見ることが無いでしょう。

 
棟上げと同時進行にて、足場が組まれています。
シンプルな切妻屋根なので、垂木掛けは半日で完了。ベテラン4人掛かりですが。
足場も組み上がり、家としての形にもなりました。
 
明けて快晴、妻壁のパネルを起こし筋交いで垂直に固定します。
両サイドの母屋を載せ、いよいよ棟上げです。
約11mの棟木ですが、搬入の都合で2分割されています。

 
西側から見たログシェル。
2階では床が作られ分割されていたバネルが一体化され、防水シートと桟木が付けられました。
この日は風がとても強く、危険が大きい為に壁起こしは翌日に延期です。

 
2日でログ積み完了、ログの垂直を補正しつつ2階の床組です。
吹き抜け部分には集成梁が入ります。ワイドスパンの根太は58ミリ幅です。

 
問題の対応パーツが届き、ログ積み再開しました。一気に10数段積み上げます。
近所のネコも何ごとか?と様子を見に来ました。

 
パネルの精度を上げる為に、様々な方法で水平垂直を確認します。誤差をできるだけ少なく。

 
問題の解決に2週間は必要です。しかし、職人さんを遊ばせておく訳にもいきません。
仕事の段取りを入れ替え、今出来る仕事を先行します。
まず仮床を作りました、妻壁のパネルをパーツで組んでいます。

 
一部が13段まで積み上がった時に、ある問題が発見されました。この問題を解決する為に
一度組まれたログを解体する事にしました。建物として、より完全を期す為にメーカーとも
協議し、出来る限りの対応を計ることにしました。

 
途中、通り雨なども来ましたが、お施主さんにお手伝い頂いたおかげで5段目まで積み上がりました。
錦江橋からも見えると思います。

 
ログ積み開始です、墨線に合わせて1段目をセット、アンカーボルトで締め込みます。
最初がキッチリ合わないと、後が大変なので慎重に位置を決めていきます。

 
ログキットが到着しました、40フィートコンテナ2本にギッシリです。
現地にはトレーラーは進入出来ませんので、近くの運送屋さんのヤードで荷下ろししてもらい
現地に搬入してもらいます。フォークリフトやクレーンでスイスイ下ろせます。

 
天端均しや補修も終わり、基礎工事完了いたしました。

 
アンカーボルトも忘れてはいけません、独立基礎は柱保持用の鉄筋と羽子板ボルトをセット
基礎の打込み終了です。あとは数日固めて型枠を外し、ログ材の到着を待ちます。

 
立ち上りのコンクリート打ち、バスケットを用いて流し込みます。バイブレータを当ててジャンカ
にならないよう均一に流し込みます。更に気泡を十分に抜く為に型枠をよーく叩きます。
高さを確認しながら天端をならしておきます。

 
屋根荷重を受ける柱の独立基礎は250φ、立上がりの幅は150ミリです。

 
ベースコンクリートが打たれました、デッキ下は仕上がりとなるのでコテ仕上げされました。
更に立上がりの型枠がセットされて行きます、レベルの確認も怠ってはいけません。

 
捨てコンベースが完成し、いよいよ基礎本体です。鉄筋を編んでいきます。
D13とD10の300ピッチベタ基礎、デッキ下部も耐圧盤として一枚の基礎にします。
スペーサーもかませてあるし、コーナーと開口部の補強筋も施工されています。

 
砕石を敷きローラーで転圧、防湿シートを敷いて捨てコンクリートが打たれました。
翌日からの天気予報は雨、水養生もバッチリのタイミングです。

 
 
地盤改良工事に平行して先行配管です。改良により固い地盤になるので後で掘り返す
のは大変です、しかもスペースも狭い為今のうちに排水管を埋設します。
必要な配管を埋めたら、根切りレベルを確認しながらの埋め戻し盤形成です。
これで一雨降ればカチンコチンの盤が出来上がります。

 
地盤改良工事中、地盤の沈下リスクをヘッジする為に表層改良しています。
セメント系固化材と土を混ぜて転圧します。
地盤改良は、地盤調査のデータを基に施主や設計士などと協議して仕様を決めます。
今回は浅い地盤に固くも柔らかくもない盤が存在した為の処置です。

 
一度敷地をフラットにします、なんだかんだ凹凸があるものです。
不要な樹木は既に伐採してありますが、残す樹木は移植します。

 
地鎮祭を行い、基礎工事に着工しました。
まずは整地から、土地に竹があったので根を取っています。


建築予定地、樹木伐採・地盤調査・位置決め

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