薪割り指南

※私の割り方です、皆さんはどんな割り方?

 
私は日本の「まき割り斧」を愛用しています。まぁ小学生の頃から振り回していたので、薪を割る=和斧という図式が出来上がっているから。
かの有名な斧「グレンフォシュ」は、所持はしていますが何か勿体無い気がして飾り物にしています。
まき割りの必需品は斧とまき割り「台」です。台は大きい木を切ったもので十分です、台の高さは好みに応じて決めて下さい。
以前はこれの2/3程度の低い台でしたが、低くて使いにくかったので大体膝まである台に代えました。
台の上に珠切りした木を載せます、この時に木の割れを見て立てます。割れ目に沿って割る方が割りやすいからです。
珠切りの長さはストーブに入る最大長さより少し短か目で切りましょう、私は大体40センチに切っています。

 
割れ目に当るように狙いを定め立ち位置を決めます。足を肩幅位に開き、斧を振り上げて一気に下ろします。
一発で割れるかどうかは、木の硬さや長さ、降り下ろす力の加減次第です。40センチ長の太い雑木では割れたり割れなかったり。
一度で割れなくても、同じ所を何度も叩いて割れるまで叩きます。
 
適度な大きさになるまで割ります。割った薪はすぐに薪棚に積み上げても良いのですが、野天で数日さらしておいても構いません。
薪棚が無い、既に一杯などの場合は、敷木をして地面から浮かせた状態で積み上げ、トタンなどをかぶせて上から雨がかからない
ようにしておけばいいですね。シートで囲ってしまうと乾燥が遅くなります。

 

やたら太い木を割るには・・・
 
やたら太い薪は正攻法ではナカナカ割れないですね。
直径が30センチとかになると重さも相当ですが、斧で叩いても跳ね返されてしまいます。
中心を狙っても、まず割れないような時には、端から割っていきます。

 
右側5-10センチ位の所に狙いをつけ何度か叩くとこの様に割れて来ます。
一ケ所割れれば後は簡単です、同じ要領で周辺部から割っていきます。
割ろうとする部分の中央部ではなく、手前端(右の画像で斧が入っている位置)を狙うのがコツです。
空振りすると斧が足へ来るので十分に気を付けましょう。
 
周囲を全部割ると残りは中心部です、細くなったので正攻法で一気に割ります。
黒松などは中心部の赤身の部分はメチャクチャ硬いので、周辺部のシロタの部分を割るようにします。
松の赤身を燃やす時は、相当の高温燃焼をしますので燃焼温度にご注意下さい。

 
細い木の割り方
しばらくお待ち下さい。

まき割りの本などにはクサビを使った割り方とか紹介されていますが、
私はこの方法で特にクサビを使うこともなく割っています。

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