Aurinko アレンジモデル 建築日誌パート3
屋根下地をふいて屋根材を載せています、屋根材は「ラファージュブラース社のモニエル瓦」
クレフィーヌセンチュリオンCFルージュです、煙突周りの防水もしっかり行います。
シェッドドーマーにクレーンで瓦を一気に揚げました、相当な量と重さです。屋根屋さん足の踏み場もない。
葺き上がりました、棟は専用の役物、棟換気も三ケ所設けています。
その頃、室内は2Fの床下地を終えました。左の方では大工さんが煙突内の工事を行っています。
本来は組み立ててからセットした方がやり易い煙突工事、内部は石膏ボードで不燃にします。
煙突をとりつけるサポート金物を上と下にセットします。
上にもサポートをつけ煙突を差し込み完了
天気が崩れそうなので大急ぎで防水シート養生、てっぺんはブルーシートで囲います。
1Fの根太が掛けられました。これで仮床が作れます。
建具をとりつけます。
メーカー自慢のドーレーキップシステムの木製サッシです。
ひとつひとつラッピングされて届きます。
ガラスは4ミリLow-E+15ミリアルゴンガス層+4ミリ 日本にはないスペックです。
2階の北側妻壁のフレームに建具をとりつけました、窓はとにかく重い!!
南側妻壁の大型FIX窓をとりつけます、4人がかりで持ち上げました。
取り付け位置がズレルとデザインが台無しです、慎重に慎重に。あれ?左のフレームが大きいよ!
後から調整材を入れました(ToT)
2Fの窓はドン付けなので簡単ですが、1Fの窓はセトリング対策があるので大変です。
開口を開けTバーのグルーヴ加工を追加します。ドリルとノミで大工さんがんばります。
Tバーをセットし建具を入れます、隙間にクサビを効かせて水平垂直を出します。
内開きの窓なので内側に寄せてセットされます、他社ログと大きく違うところですね。
完成するとこの通り、上部の隙間がセトリングスペースです。
同様にしてドアも取り付けます、ドアの重さは50k/枚にもなります、重いです。
窓を外から写しました。既に見込み材を取り付け、水切もセットしています。
見込み材とログの面合わせをキチンとしないと後々大変な事になります。
ケーシング材(額縁)を取り付けます、Tバーと見込み材にしか釘は打てません。
他社の場合、ここで仕上がりになりますがホンカの場合はさらに防水対策がなされます。
セトリングするログの建具廻りは絶好の雨水浸入ポイントです、泣いてる方も多いはず。
数々の経験を基に生み出された浸水対策の収まりです、企業秘密なのでこれ以上は公開できません。
さすがに完璧ではありませんが、ほぼ9割以上の確率で浸水をカットします。
大工曰く「メチャクチャ手間かかるんだよねこの窓は、でも後で呼ばれるよりいいけどね」
上部に見えるのは妻壁の敷目板貼(大和貼)の下側です、妻壁を縦に貼るのはデザインです
横貼は材料も手間も少ないけど「建物がのっぺりした表情」になります。
窓廻り完成です、あとは要所にコーキング。
窓上の外部ログのてっぺんには板金屋さんに帽子をかぶせてもらいました。
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